「霧島・屋久島ソーシャルハッカソン」成果報告会を実施しました
news2026年10月14日
本校では、日本電気株式会社(NEC)様、霧島市、屋久島町のご協力ならびにNotion
Labs Japan合同会社様にご協賛いただき、熊先生(リベラルアーツ系・社会)の指導の
もと、地域のAIアーキテクト人材の育成を目的とした「霧島・屋久島ソーシャルハッカ
ソン」を実施しました。
本事業は、本校学生とNEC若手社員が2人1組でチームを編成し(全3チーム)、屋久島
を主なフィールドとし、地域課題の解決に向けて活動するプロジェクトです。参加者は
地域の方々との対話や2回にわたる現地調査を通じて、地域が抱える課題や大切にして
いる価値観を把握し、それらを踏まえながら、AIを活用した次世代の地域意思決定基盤
の提案に取り組みました。
本年6月から活動を開始し、地域関係者との対話やフィールドワーク、アイデア創出を
重ねながら活動を進めてきました。本事業では、AIやアプリの開発そのものを目的とす
るのではなく、現場の声を起点に参加者自らが課題を発見し、問いや仮説を磨きながら
社会の仕組みを考え、その検討や試作を支援するツールとしてAIを活用しました。
最終日となる9月18日には成果報告会を開催し、関係企業・自治体の担当者をはじめ、
参加した関係者が一堂に会するとともに、オンラインでも多数の方にご参加いただきました。
各チームからは、地域課題の解決に向けた提案およびプロトタイプの成果が発表されました。
報告会では、テーマオーナーである株式会社エンデバーの高橋様をはじめ、オンライン
参加者からも多くの質問や意見が寄せられ、活発な議論が行われました。実社会の課題
に向き合いながら、多様な立場の方々と協働して課題発見から提案までを経験する貴重
な学びの機会となりました。また、参加した学生およびNEC若手社員にとって、異なる
立場や専門性を持つメンバーとの対話を通じて新たな視点や気付きを得る、学びと共創
の場となりました。
本事業の実施にあたり、ご支援・ご協力いただきました皆様に心より御礼申し上げます。
鹿児島高専では、社会や地域から求められる高度情報専門人材の育成に応えるとともに、
「Well-being」を教育のテーマに掲げ、学生が「自ら考え、自ら学ぶ」ポジティブ教育
を推進し、地域や社会の発展に貢献できる人材の育成に努めてまいります。

Aチームテーマ:― 旅で生まれた縁を根にする ―
提案・試作内容:旅先で生まれた地域住民とのつながりやご縁を帰宅後も継続できる
ようにし、関係人口の創出・拡大につなげる仕組みを提案しました。
発表者: 湯場﨑 啓心さん(鹿児島高専 情報工学科5年)、加藤 誠也 様(NEC)

Bチームテーマ:― 安心でつなぐ、屋久島の暮らし ―
提案・試作内容:交通情報の集約やAIによる欠航予測に加え、地域住民同士の助け合い
を促進することで、屋久島における暮らしの安心を支える仕組みを提
案しました。
発表者: 八谷 陽渚さん(都市環境デザイン工学科3年)、佐藤 悠介 様(NEC)

Cチームテーマ:― 屋久島で暮らし続けるための「ケアの結び目」をほどく ―
提案・試作内容:介護事業所の受入条件や空き状況を可視化することで、ケアマネジャー
による電話照会や調整業務の負担軽減を目指す仕組みを提案しました。
発表者:福元 涼太さん(建設工学専攻1年)、杉本 茜 様(NEC)

鹿児島高専道地校長 ご挨拶の様子

各チームの発表を受けて、会場内・オンライン上で活発な意見交換が行われていました。
