鹿児島工業高等専門学校 National Institute of Technology

2021年度パワーアカデミー作文論文コンテストに電気電子工学科 4年生の12名が受賞

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2022年05月12日

「パワーアカデミー作文論文コンテスト」は、九州パワーアカデミーが主催しています。九州パワーアカデミーは、九州域内の大学・高等専門学校及び企業のネットワークを形成し、九州域内ひいてはアジアの電気工学科を支える技術者・研究者の育成や技術・研究開発を促進し、産学の発展に貢献することを目的に設立された組織です。

この作文論文コンテストは、九州パワーアカデミーの趣旨にのっとり、学生が電気電子技術やエネルギー技術を身近なものと感じ、我が国の基盤を支える重要な技術であることや未来を拓く有望な技術であることを理解し、電気電子工学を学ぶ契機となることを期待され行われるものです。

このコンテストの応募を現在の電気電子工学科4年生が、昨年度3年生時にクラス全員が応募し、下記のとおり最優秀賞1名、優秀賞3名、佳作8名の合計12名が受賞しました。

最優秀賞を受賞した山口幸村君は、現在から10年後20年後の未来を想定し、AIの技術が発達し世の中への普及が進んだ世界において「人がすること」、「人がしないこと」について考え、それらの例として、「人がAIと一緒に学んだり、AIを育てたりする」、「現実世界でなく仮想世界で過ごすようになる」などを挙げ、それによる恩恵と負の側面についても検討しました。AIと一緒に学ぶことで現在の学習方法ではたどり着くことのないレベルに、AIの力を使い到達できるようになる可能性が広がり、仮想世界で過ごすことで、世界中の人々とコミュニケーションをとれる可能性が広がるが、それらの負の側面について共通することは、AIと人との立場が逆転してしまうことが危惧されます。これらを踏まえて、技術革新の中「人がすること」、「人がしないこと」において、私たちが注意すべきことは、AIに頼り何もしなくなるのではなく、AIとともに人も成長すること、AIを常にコントロールすることが必要ではないかとのことを提唱しました。

4月28日(木)に氷室校長と受賞者12名の懇談会が実施され、受賞者からひとりずつ作文論文の概要説明があり、その後に氷室校長からお祝いのことばがありました。これから益々の活躍が期待されます。

 

 

最優秀賞 山 口 幸 村 君

優 秀 賞  アハマド ナビル ザーラン ビン アブ タリブ君

〃   小八ヶ代惣 太 君

〃   永 吉 一 大 君

佳  作 出 石 詩 哉 君

     河 野 英 寿 君

    五反田 拓 人 君

〃   佐 藤 勇 斗 君

〃   谷 口 陽 菜 さん

〃   長 濱   宏 君

〃   松 山 さくら さん

〃   村 橋 幸 典 君

後列左から 出石君、河野君、五反田君、佐藤君、谷口さん、長濱君、松山さん、村橋君

前列左から 永吉君、ナビル君、屋地先生、氷室校長、山口君、小八ヶ代君