鹿児島工業高等専門学校 National Institute of Technology

令和3年度第9回ニューライフカレッジ霧島 隼人学を開催しました

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2022年01月20日

 令和4年1月8日(土)国分総合福祉センターにおいて、第9回ニューライフカレッジ霧島 隼人学を開催しました。 (霧島市教育委員会、志學館大学及び本校主催)

 今年度は私たちの生活のあり方を含む地域の未来づくりが世界をよりよいものに変えることにも繋がっていることをSDGs(持続可能な開発目標)を手がかりに学んでおり、今回は「人口減少社会におけるまちづくり」と題し、本校都市環境デザイン工学科 内田 一平 准教授による講演が行われました。

 講演では、はじめに「SDGsの目標11住み続けられるまちづくりを」に関する10のターゲットについて受講者と一緒に目標の達成状況について考えました。その後、SDGsの目標11への一つの答えとして、コンパクトシティとネットワークで日本国内で発生している諸問題を解決しながら持続可能な都市を構築することであり、目指している市街地像としては、中心部に医療・福祉・商業などの施設を誘導し、交通環境を整えて公共交通機関と徒歩により自動車がなくても生活できるまちづくりを行うことであるというお話がありました。また、コンパクトシティは自動車利用減による二酸化炭素排出量の削減・中心市街地活性化による税収増・生活利便性の向上などの環境面・経済面・社会面のそれぞれでメリットがあるという説明がありました。

 受講者からは、「コンパクトシティという考え方を知らなかったので、良い勉強をさせていただいた。」「地方に若者の意識が向くようなまちづくりをしていかなければいけないと強く思う。」等の意見が寄せられました。

  内田准教授による講演

講演の様子