土木学会令和3年度全国大会第76回年次学術講演会で優秀講演者賞を受賞
news2021年12月20日
土木学会令和3年度全国大会第76回年次学術講演会で優秀講演者賞を受賞
建設工学専攻2年中久保敬悟君が、土木学会令和3年度全国大会第76回年次学術講演会で優秀講演者賞を受賞しました。
日本国内に慢性腎臓病に罹患している患者は1,330万人にものぼり、増加の一途を辿っています。この疾病のステージ3から、カリウムの排出が行われにくくなり、血液中のカリウム濃度が高くなる高カリウム血症のリスクが高くなります。中久保君の研究は、このカリウムの摂取量を抑えるために低カリウムのひらたけの栽培に着目し、通常のひらたけのカリウム量を半分以下に抑えることを可能にしました。この研究のきっかけは、中久保君自身が生まれつき腎臓が良くないため、自分のように腎臓が良くない人々の助けになりたいと考え、低カリウムのひらたけの栽培の研究を行うこととなったそうです。
今後は、低カリウムのひらたけと同様のきのこの種類を増やすことを研究し、更に最終目標として、慢性腎臓病患者への食料生産システムの構築を行いたいとの大きな考えがあるとのことです。
これらの研究発表が評価され、優秀講演者賞を受賞しました。
優秀講演者賞の賞状を手にする久保敬悟君