令和３年１１月１３日（土）国分総合福祉センターにおいて、第７回ニューライフカレッジ霧島　隼人学を開催しました。 （霧島市教育委員会、志學館大学及び本校主催）

　今年度は私たちの生活のあり方を含む地域の未来づくりが世界をよりよいものに変えることにも繋がっていることをSDGｓ（持続可能な開発目標）を手がかりに学んでおり、今回は「建築の熱性能と私たちの暮らし」と題し、鹿児島大学大学院　理工学研究科　教授　二宮　秀與　氏による講演が行われました。

　講演では、建物の断熱改修を行うことで家全体の室温が上昇するだけでなく、暖房の消費エネルギーを少なくすることができるためCO_２排出量の削減につながるという説明がありました。また、家の環境を整えることで住宅内での活動量が増加し健康にもつながるため、建築の環境が健康にも関係しているというお話もありました。私たちができる工夫は、不要なコンセントを抜いて待機電力を防いだり、お風呂の残り湯の活用や食器洗浄機の利用などにより節水をしたり、エネルギー性能の高い家電製品を利用したりするといった日常の行動で地球温暖化の防止につながるということを学ぶことができました。

　受講者からは、「家の環境を考えることが健康のことにもつながるという視点が面白く興味を持てた。」「毎日の生活の中でいかにCO_２を出しているかよくわかり勉強になった。少しでも温暖化を遅らせるような生活をしていきたい。」等の意見が寄せられました。