鹿児島工業高等専門学校 National Institute of Technology

グローバルコミュニケーションシリーズ「Online English Camp」を開催しました!

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2021年10月29日

 鹿児島高専国際交流センターでは, “グローバルコミュニケーションセミナー”をシリーズで実施しています。2021年夏は,シリーズの第2弾『Online English Camp』を開催しました。
 オンラインで,自宅にいながら海外と繋がることができる,2つのパートからなるプログラムです。この夏は延べ27名の学生が参加しました。

 

 *『Online English Camp』の紹介動画はこちらからご覧ください。→ 『Online English Camp』 紹介 – YouTube

 

Online English Camp Part1)』異文化理解力向上プログラム(9/9-102日間)

 

 海外の映像を見るだけ,一方的に話を聞くだけではなく,自国文化の発信やディスカッション,クイズやゲームによる交流を通して異文化理解力とグローバルコミュニケーション力を養います。

 

1日目:講義と演習による基礎テクニック習得

 講義では,外国人講師(英語ネイティブ)による全体レッスンと,他大学の外国人留学生(チューター)を交えた小グループに分かれての演習が行われました。この講義で英語による自己紹介,プレゼンテーションやディスカッションのテクニックを学びました。

 

2日目:バーチャルホームステイ実践

 オーストラリアやカナダのホストファミリーとのバーチャルホームステイを通して,海外の異文化を体験しました。

 

 学内の国際交流用の部屋「GEMSGlobal Exchange & Mobility Space)」を配信拠点に,オブザーバーを務める本校国際交流センター長の德永仁夫教授

 

 バーチャルホームステイでホストファミリーと交流する様子

 

参加者の声(一部を抜粋して掲載)

  • 完璧な発音、文法でなくても、相手の方が相づちをうちながら聞いてくださっていたので、間違えてしまうことの怖さよりももっと話したいと思うようになりました
  • 初めて外国の方とお話することが出来て、より英語を学ぼうとする意欲が湧き、今後の勉学の励みになりました。
  • 相手に自分の気持ちを伝えるとき別に間違っても大丈夫といつもの自分より積極的に英語を話せたことがいい経験になった。
  • 講師・留学生の方や、ホームステイ先の方がどんどん話しかけてくださり、答えるのに戸惑った時もアドバイスをくれたり、話すのを待ってくれたりして、英語で話す意欲がわきました。
  • 今の私の英語力では、海外に行ったときに相手に伝えたいことをしっかりと伝えることは難しいと、感じました。自分の現状の英語力を確認する良い機会になり、今よりも英語で話せるようになりたいと強く思いました。

 

 

Online English Camp Part2)』課題解決力向上プログラム(9/27-293日間)

 

 学生が様々な国の大使となり,国連を模した会議を実践する模擬国連スタイルのプログラムです。
 会議では,自国の現状・国益を考慮しつつ国際社会の問題解決を実現するために,演説や交渉を行います。国際問題の理解(課題発掘力,リサーチ力)や情報発信力(英語によるスピーチ,ディスカッション),交渉力や協調性,リーダーシップを養います。
 今回は,学生を5つのグループ(アメリカ,ロシア,中国,韓国,台湾の代表)に分けて,「新型コロナウイルス」をテーマとした模擬国連会議に取り組みました。

 

1日目:Part1と同様に講義と演習によって基礎テクニックを習得しました。

 

2日目:会議準備

 事前に調べた情報をベースに,各グループのスピーチや交渉のための準備を行いました。他大学の外国人留学生(チューター)を交えてロールプレイを何度も繰り返し,スピーチや交渉のブラッシュアップを図りました。

 

3日目:模擬国連会議

 意見や立場の異なる国の代表同士の白熱した議論,交渉が行われました。会議後に講師と他大学の外国人留学生(チューター)の投票により,Awardが決定されました。

 

 全体でのアクティビティの様子

 

 投票数1位を獲得した台湾代表チーム(写真右上2名)のプレゼンテーションの様子

 

参加者の声(一部を抜粋して掲載)

  • 質問をされた時、語句の意味が分からなかったら、具体的に説明をして分かるようにしてくれたことが、印象に残っている。
  • 最後のプレゼンは、他国のコロナ状況を聞き、色々な対策を考えていたので、そういう部分ではいい経験になった。
  • 自分の考えを英語で伝えることが難しく感じた。
  • 初日は、全部英語でついていくのがやっとでした。2日目から少し理解しやすくはなりましたが、同時に英語の知識の未熟さも痛感しました。だが、最後に先生が、失敗をして成長していくと言ってくださっていたので、今回を機にまた英語に関して知識を地道に付けていき成長していきたいと思いました。

 

最後に

 新型コロナウイルスによる行動制限はまだまだ続きそうですが,国際交流センターではグローバルに活躍するエンジニアとしての基礎力育成を目指し,オンラインも活用して種々の取り組みを展開します。まだグローバルな活動に参加したことがない,この夏の参加は躊躇してしまった,という方も積極的に参加してください。

 

                                            

 後日開催された修了証授与式において,氷室昭三校長より参加学生にCERTIFICATEが授与されました。

 

 修了証授与式の出席者集合写真(参加学生一部欠席)。