鹿児島工業高等専門学校 National Institute of Technology

令和3年度第3回ニューライフカレッジ霧島 隼人学を開催しました

news

2021年07月15日

 令和3年7月10日(土)霧島市多目的ホール(国分シビックセンター内)において、第3回ニューライフカレッジ霧島 隼人学を開催しました。

 ニューライフカレッジ霧島は、本校、志學館大学及び霧島市教育委員会が開催する生涯学習講座で、平成12年度から実施しております。毎年テーマを設定し、私たちの地域を南九州という広い視野と多角的な視点から発掘しつつ学び、地域でより豊かに生き発展させるために生かし、未来に繋いでいこうとする地域学となります。

 令和3年度は、「地域から私と世界を変える17章(前編)」をテーマとして、地域の未来づくりが世界をよりよいものに変えることにも繋がっていることをSDGs(持続可能な開発目標)の17ある目標を手がかりに学んでいきます。

 新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、第1回・第2回講座は中止となり、今回が今年度初めての講座となりました。今回は「鹿児島の水産資源と豊かな食卓」と題し、鹿児島大学 水産学部 教授 佐野 雅昭氏による講演が行われました。水産物消費の現状と「魚離れ」、魚食の意義と価値、鹿児島の豊かな水産資源等についての話がありました。水産業は自然環境への負荷がごく小さく、広大な海洋を利用して食料を大量生産でき低コストで供給できることから、再生産する量や速さを考えながら漁業を行うことにより、一定量の食材を持続可能な形で永遠に生産することができるという水産業の持続性についても話がありました。地元の魚が一番鮮度よく、環境にも優しいため鹿児島の自然がもたらす地元の食材を見直していくことが大切というお話もあり、鹿児島の水産資源について学ぶことができました。

 

       講演の様子              佐野氏による講演