鹿児島工業高等専門学校 National Institute of Technology

創造デザイン工学科に関するFAQ

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創造デザイン工学科に関するFAQ

 

1.鹿児島高専の特色

2.入学してからの学習内容・コース

3.学習以外の学生生活

4.入学する方法

5.  卒業後の進路

1.鹿児島高専の特色

(1)高専と普通高校の違いは何ですか?

 高専は5年間の一貫教育を行い、専門的な技術や知識を深く学ぶことができます。高校は3年間で、一般教養を中心に学びます。

(2)高専の卒業資格は何ですか?

 高専を卒業すると「準学士」の称号が授与されます。さらに専攻科に進学し、修了すると大学の学部卒業と同じ「学士」の学位が取得できます。

(3)高専の授業はどのように構成されていますか?

 高専は、実験や実習を重視したカリキュラムが特徴です。実社会や研究で活躍する人材育成に向け、広く一般的な学びから年次が進むごとに自分の目指す進路に必要とされる専門的な学びへと焦点が当たっていきます。

(4)高専の専門教育のレベルはどのくらいですか?

 一般大学工学部レベルの専門知識まで高度な教育がうけられます。

(5)鹿児島高専は何を学べる学校ですか?

 新学科には、5つのコースがあり,それぞれのコースにあった専門的な知識や技術の他、各コース共通で,数理・データサイエンス・AI教育プログラムの応用基礎レベルを学ぶことができます。また、リベラルアーツなどの一般教養も学べます。詳しくは、一日体験入学や説明会などに参加して、確認してほしいと思います。

2.入学してからの学習内容・コース

(1) 新しい鹿児島高専にはどんなコースがありますか?

 創造デザイン工学科1学科になります。第Ⅰ類の①コンピューターサイエンス、②データサイエンス、第Ⅱ類の③知能ロボティクス、④先進エレクトロニクス、第Ⅲ類の⑤都市環境デザインの5コースがあります。

(2)コース選択はどのように行われますか?

 受験時に類を選択しますが、1年次はすべての類で共通のことを学びます。2年次からのコースは、1年次の成績や希望を聞き、決定します。

(3)学校の始業と終業は何時ですか?

 新学科では、週16コマ(1コマ90分授業)となりますので、3限終了の日が4日,4限の日が1日となります。3限終了の場合は、14:30終業、4限終了の場合は、16:10終業となります。

(4)授業時間はどのようになっていますか?

 1限90分の授業が基本で、1日に3限まで、または4限までの授業の日があります。実験や実習は2コマ連続で行うこともあります。

(5)学期はどうなっていますか?

 鹿児島高専の学期は、前期と後期の2学期制です。原則、前期は4月から9月まで、後期は10月から3月までとなっています。

(6)長期休暇はありますか?

 長期休暇としては、夏休み(8月中旬から9月末まで)、冬休み(12月下旬から1月初旬まで)、春休み(2月下旬から4月初旬まで)があります。

(7)高専の試験はどのように行われますか?

 中間試験と期末試験があります。

(8)高専の成績評価はどのように行われますか?

 試験の成績、レポート、実習の成果などが総合的に評価されます。

3.学習以外の学生生活

(1) 高専にはどのような課外活動がありますか?

 スポーツ系、文化系(技術系を含む)など多様な部活動があります。それ以外にもSSD、グローバルクラブ、起業クラブなどの課外活動があります。勉学と課外活動の両立を目指しながら、約8割の学生が運動や文化活動に励んでいます。

(2)高専の寮生活はどのようになっていますか?

 学生寮(志学寮)があり、共同生活を通じて仲間との絆を深めることができます。

(3)高専の年間行事にはどのようなものがありますか?

 高専祭(文化祭、体育祭)、クラスマッチなど多彩な行事があります。高専祭は、学生により運営されており、特に体育祭には力を入れています。
 令和7年度行事予定表

(4)高専の学生サポートはどのように行われていますか?

 学習支援のためのスクールカウンセラー、ソーシャルワーカーによる相談、外部サービスによるメンタルヘルスサービス、キャリア支援などが提供されています。

(5)高専の通学手段はどのようになっていますか?

 電車、バス、自転車、徒歩など多様な通学手段があります。条件をみたせばバイクや車の利用も可能です。

4.入学する方法

(1) 高専の入学試験の内容は何ですか?

 特別選抜(自己推薦型)では、事前レポート、プレゼンテーションが行われます。推薦選抜では、面接が行われます。学力選抜では、数学、理科、国語、英語の学力試験と集団面接が行われます。鹿児島高専の入学試験問題は他の国立高専と共通です。国立高等専門学校機構が統一して実施する試験問題が使用されます。

(2)高専の入学試験の対策はどのように行えばよいですか?

 中学校の教科書に書いてあることをきちんと押さえるとともに、国立高等専門学校機構が公開している過去問を活用し、基礎学力をしっかりと身につけることが重要です。

(3)高専の入学試験の倍率はどのくらいですか?

 年度によって異なりますが、ここ数年は1.4倍を超える競争率となっています。

(4)高専の入学願書の提出方法は?

 ウェブ出願により書類を提出してください。

(5)高専のオープンキャンパスはいつ行われますか?

 毎年8月の初旬に行われます。令和7(2025)年は8月3日(日)になります。

(6)入学試験は1学科になるとどう変わるのですか?

 今までは5学科構成で各学科40人の定員で入学試験を行ってきました。創造工学科1学科の定員200人で、Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類のいずれかを志望して受験します。最大で第1志望から第3志望までの希望を記入することが可能です。ただし、コースの選択は行いません。合格者は、入学試験の成績順に基づき、第1~第3志望のいずれかの類に振り分けられます。

5.卒業後の進路

(1)高専卒業後の進学先はどのようなものがありますか?

 専攻科に進むか国立大学編入が一般的です。専攻科とは、高専を5年で卒業後、さらに2年間高専で学ぶ場で、卒業すると大学を卒業したのと同じ「学士」の資格を得ることが可能です。

(2)高専卒業後の就職先はどのようなものがありますか?

 県外の大手企業、中小企業、地元企業や行政の技術系の職種が多いです。

(3)高専卒業生の就職率はどのくらいですか?

 高専卒業生の就職率は非常に高く、ほぼ100%に近いです。京セラ、ソニー、HONDA、三菱電機、サントリー、富士通、キヤノン、スタートアップ関連企業や行政、メディアなど様々な方面への就職実績があります。

(4)キャリアサポートはどのように行われていますか?

 キャリア支援室を中心として,キャリアサポートが行われています。オンラインプラットフォームを活用した求人情報・インターンシップ情報の提供、キャリアイベントの案内、エントリーシート等の添削や模擬面談などのサポートを行っています。

(5)高専卒業生の活躍事例はどのようなものがありますか?

 高専卒業生は、エンジニアやデータサイエンティスト、研究者、行政職員、起業家など、様々な職域・職種で活躍しています。

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