鹿児島工業高等専門学校 National Institute of Technology

令和5年度第5回ニューライフカレッジ霧島 隼人学を開催しました

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2023年09月22日

 令和5年9月9日(土)本校において、令和5年度第5回ニューライフカレッジ霧島 隼人学を開催しました。 (霧島市教育委員会、志學館大学及び本校主催)

 今年度は、「となりのあの人に学ぶ 持続可能な地域づくり」をテーマとして、令和3~4年度に学んできたSDGs(持続可能な開発目標)の発展として、地域に根ざしたSDGsの具体的な取り組みについて実践的に学んでおり、今回は「霧島市企業でのSDGs取組~トヨタ車体研究所~」と題し、㈱トヨタ車体研究所 取締役常務役員 上別府 徹 氏による講演が行われました。

 はじめに、本校の上田校長から挨拶があり、引き続き講演を行いました。講演では、会社紹介を行った後に、会社でのSDGsの取り組みについてお話があり、全社での活動としては、まずは知るところからスタートしたとのお話がありました。会社経営にSDGsを実装し、従業員各自が身近なところからSDGs活動宣言をし、自分事として考え一人ひとりの活動とする事で全社の取り組みに広げて行きました。社内での取り組みとしては、多くの取り組みをしており、その中でもマイクロプラスチックの問題解決としては、海岸清掃を行い、拾ったゴミでアート製作する取り組みをしており、製作したアートは社内で投票し、上位者を表彰しており、親子で楽しみながら、海を綺麗にする取り組みを行っています。また、地域・社会での取り組みとして、産学連携として地域の学校と連携した授業や出前授業、女子学生向けの活動を行い、地域企業にも現地現物で現場・工程の継続的改善について支援しています。事業としては地球環境への取組みとして、CO2の排出量削減からCO2を出さずに、CO2を出さない製品づくりを目標に、車両開発、生産技術の立場から実施しているといったお話がありました。

 受講者からは、「企業でのSDGs取組で17の目標全て様々な取組をされていて大変参考になりました。」「地元にこのような素晴らしい取り組みをしている企業があることを誇りに思います。産学連携で若い世代の人材育成に力を入れており霧島市の未来は明るいと確信しました。」等の意見が寄せられました。

上田校長の挨拶

講座の様子

上別府氏による講演