令和6年度高専機構学生表彰の授賞式を開催しました
news2025年04月11日
令和6年度高専機構学生表彰に本校から推薦した「防災教育ツール「消波ブロックの効果が分かる模型実験装置」の開発」が高専機構学生表彰の一般表彰として決定しました。
令和7年4月4日(金)に本校にて授賞式を開催しました。
授賞式では上田校長からお祝いのことばがあり、代表学生の𠮷川さんからも受賞した喜びの挨拶がありました。
これから益々の活躍が期待されます。
○推薦件名
防災教育ツール「消波ブロックの効果が分かる模型実験装置」の開発
◯表彰学生一覧
建設工学専攻2年 𠮷川 玲
機械・電子システム工学専攻2年 盛 南洋
電気情報システム工学専攻2年 五反田 拓人
○活動実績
当該学生チームは、本校が力を入れているSTEAM教育の一助となるために、防災をテーマとした教育ツールの開発に取り組み、沿岸域に設置されている消波ブロックの効果が分かる模型実験装置を製作した。
この模型実験装置を令和6年7月20日に鹿児島県長島町で開催された子供向けイベント「わくわくどきどき科学教室in長島」で披露したところ、この様子が南日本新聞社の目に留まり、「消波ブロックの効果が分かる実験動画」として同社Youtubeで公開したところ、公開2週間で1000万回再生を突破した。その後も同社の新聞記事で取り上げられ、模型実験装置は鹿児島高専の名前と共に大きく広まり、令和6年8月7日には国土交通省のイベント「こども霞が関見学デー」でも披露された。
それ以降も、2件の防災イベントへの貸し出し実績があり、令和7年6月18日~19日に開催される「大阪・関西万博」の「高専未来チャレンジ」でも出展を予定しているため、体験者の防災意識を高めるための効果的な教育ツールが完成できたものと考える。